お悩み相談から~愛犬が落ちつかない

先日、お悩み相談がありました。

お悩みは、飼い主さん本人ではなくそのご家族からです。

70歳を過ぎたお母さんが一人暮らしをされていて、そこで一緒に暮らしている愛犬についての相談です。


6歳になるそのワンちゃんは、お母さんが帰宅した時や相談に来られた娘さんが遊びに行くと
とても激しい声で鳴くので近所迷惑だとの事。

生活面でも落ち着きがなく、じっとしておらず動き回っているとの事。

敷物やベッドなどを噛み、中の綿を全部出してしまうとの事。

ご飯は口に入れてはばらまき、遊びながらのご飯だとの事。

いろんなお悩みがあり、動画を見せてくれました。

動画を拝見してお話を聞く限りでは、この子は安心して暮らせていない様子です。
絶えずビクビクして、不安が多く落ち着く時間がないようです。

一緒に暮らすお母さんは、そんな愛犬の行動にいつも叱ってばかりで、6歳になっても一向に直らないので少々疲れ気味との事でした。

お悩み相談から

そんなお母さんにいまさらしつけはこうですよとか、誉めて教えましょうねとか、叱り方はね・・と伝えても出来そうにありません。

何か良い方法はないかな~と考えアドバイスしたのは・・・

「お母さんが愛犬を飼ったことで救われている事ってないですか?」と聞いてみました。

すると、ご主人を亡くされてからの一人暮らしに愛犬がいるおかげで「おはよう」と声を掛けたり、トイレや食事の世話をしたりと動きがあり、何か話しかけることが出来ているようです。との事でした。

その感謝の気持ちを愛犬にもっともっと話しかけてみたらどうでしょう。

6年間の暮らしの中で、当たり前のようにやっている事も見方を変えるとすごく賢く誉めてあげるきっかけになることがいっぱいあると思うのです。

愛犬の良い所ってどんなところだろう!

朝は決まった時間に起こしてくれる
散歩に出かける時は決まった場所で首輪をつける
大きな音がすれば抱っこをせがむ
散歩の時にいつも行きたくない路地があり、そこでは「行かない」と意思表示が出来る
他の犬とは遊ばないけど自然に一緒に居れる
散らかしたフードも最後はきちんと食べる
などなど・・・

いつも当たり前にしている事が愛犬の意思表示であったり、飼い主さんと意気が合っている行動だったりするのです。

お悩み相談から
誉めると言うより、声を掛け愛犬の視線に答えてあげること、これが大切だと思うのです。

そんな気持ちの繋がりに気付くことで、愛犬の尊さや、可愛さ、愛情に気付けるのではないでしょうか?


問題になることを正そうとして嫌になったり、諦めたりするよりも、今まで暮らしてきたことでどんなに気持ちが繋がっているかを見直してみると、そこには会話している暮らしがあり愛情が再確認できます。

心から「ありがとうね!」と思える事があるはずです。

お母さんが出来ないことをアドバイスするよりも、お母さんが愛情に気付き深めることを探すことで、愛犬の不安な気持ちが解れ、お母さんを頼ってくるようになるのではないでしょうか。

犬を飼った時の理想は、テレビを見ながら寛いでいるときに愛犬が寄りそっていてくれること。
そんな理想は夢ではありません。まずは愛犬への愛情を確認してみましょう。

相談に来られた娘さんは、「そんな発想はなかったです。早速帰って母親と話してやってみます。」
と笑顔で帰って行かれました。

お悩み相談から

いつもお悩み相談やカウンセリングで心掛けている事は、
問題を解決することだけでなく、飼い主さんが愛犬への愛情に気付き、その愛情をより深めることを大切にしています。

一緒に暮らす愛犬だから、愛情いっぱい育てたい!そんな気持ちを応援します。